未来日記 (人格障害の疑いがある娘の為に作ったブログです)

はじめまして未来です。ブログって何?て程、無知な私が始めたブログです。娘ゆずきは多分今、人格障害とゆう病に侵されてます。そんな娘の悩みを母親として、一緒に考えてあげたく、私の過去を振り返りながら立ち上げました。ブログ全くの初心者です。話があやふやになってしまったらすみません…>_<…

私じゃない!

夢の中で誰かに話しかけられた。


もうやめなよ

我慢なんてする必要ないんだよ

どうせ同情だけしかないんだよ

愛なんてないんだから


わかってる

そんな事ずっと前からわかってるよ。


だから、このまま私は眠っていたいの。

お願いだから私を起こさないで!


このままずっと眠り続けていたいんだよ!


と願いながら、医者に処方された眠剤を大量に飲んではみたものの、そう簡単に永遠の眠りにはつかせてはくれない。


処方された眠剤を仮に全部飲んだ所で、丸一日眠り続け、起きた時には酷い吐き気と激しい頭痛に悩まされるだけなんだよ。


無駄だとわかってても、つい繰り返してしまう。

やっぱり私…おかしくなってるよ



ここ数日はブサと居る時さえも笑えない。

1人で携帯片手に俯いたままオルゴールを聞いてるだけ。


私…何の為にブサの所に来てるんだろう?

会えるのが嬉しいからだよね?


自分に問いかけてみる。


わからない…

私が来てもほとんど喋らないでパソコンの前に座ってるか、携帯をいじるか、それしかない彼を見てても、嬉しいわけがないよ。


大晦日を1日前にした日。

ついに別の自分が私の中から姿を現わしたんだ。


本当に無意識だった。

そうさせたきっかけがわからないまま、私は台所のカゴに入っていた包丁を手に持って、ブサに近づいてた。


私が邪魔なんでしょ!

邪魔なら消えてあげるよ!

どうせ私がいなくなった所で、いなくなった所で貴方は何とも思わないんだから!


本気だったのか、ただの脅しだったのかわからない、わからないけど、私はブサの前で自分の首に包丁をあてていたんだよ。


後先の事なんてどうでもよかった。

自分の存在が、ただ唯、苦しくて刹那くて。

我慢しようと思えば思うほど自分を消してしまいたい!

その気持ちだけが私を支配していたんだよね。


彼の目の前で死ねたら本望。

そしたらきっと、彼は私とゆう存在を一生忘れないだろう。

それだけでいいんだ。


ブサを目の前に何か泣き喚いてた気がするけど、覚えてないや。


無理やり包丁奪われた事は頭の中に残っているけど、あの時ブサが私にどんな言葉をかけたのか、かけなかったのかもわからない。


精神が錯乱してたのもあるが、この時の私は丸3日間一睡もしてないのだから当たり前の話。

フラフラしたまま、立っていられるのが不思議なくらい意識が朦朧としてたな。


そんな私にブサは家に帰れとゆう。

彼氏、彼女の関係じゃなく、普通のライダー仲間として付き合おう、と。


落ち着いたら、またいつでも遊びに来ればいいよ。

今は少し、自分の体大事にして休んだ方がいい。


ちょっと待って。

それって自分にとって都合のいい話にしてるだけだよね?

こんな面倒くさい奴いらねぇ

出てけ!って事なんでしょ?


そうだよね…

こんな壊れた女を相手にしなくったって、貴方にはもう、別の人がいるもんね。


わかってたよ…

ずいぶん前からわかってた。

貴方の中には私は存在しないって事…


わかってて傍に居たのは私…


その日、自分がどうバイクを運転しながら自宅まで辿り着いたのか。


信号が赤だったのか青だったのか。

どこをどう走り、どのくらいで自宅に着いたのか、私の記憶には何も記録されていなかった。


唯一覚えてるのは、自宅に着いた時。


母親に頬を叩かれ

「このバカ娘!」


その後ギュっと抱きしめられた。


それだけしか記憶にない。

抜け者扱い

1日遅れのクリスマス。


原稿の締め切りも無事に終え、缶詰め仕事から帰宅しブサは私の隣に居る。


去年はどう過ごしたっけ?

ごめん…思い出せないや


その頃になると、私の頭の中では楽しかった想い出が次々と消されていき。


彼と過ごして来た2年間の辛い記憶だけが、私を苦しめるようになってたな。


2人で過ごす2度目のクリスマス。

ファミレスで食事をしてても、ブサの気持ちはそこには無い…


ほとんど無言に近い会話をして、適当にお腹を満たされただけで店を出る。


私がお皿の料理に手をつけられずに目の前に居ても、貴方は気にしてくれなかったよね。



そんな寂しい気持ちのまま、また新しい年を迎えるんだね…


私、どこまで我慢出来るのかな…



このままじゃ、私の心が完全破壊しちゃうよ。



相変わらずブサの家にはライダー仲間と偽る女が出入りしてる。


その女はブサが言うにはリターンライダーらしく、暫くバイクに乗っていないから俺が教えてあげてるだけだと言う。

にしても、酷い話だ。


私がバイクの免許をとる寸前、ブサは私に買ってくれたマシンをその女の為に練習用として乗らせていたんだよ。


私はまだ一度も乗ってないマシンをだよ!


それから2人は月に数回、小型サーキットに行くようになり、その帰宅後はミーティングとか反省会とかを言い訳に、ブサの家で会っていた。


そりゃあね、今までの私だったら絶対に認めやしなかったよ。

だけど、先に惚れたら負けだよね。


バカ正直にブサの言葉信じて。

気付いた時には自分は蚊帳の外じゃん…


ほんと、ピエロどころじゃないよね。

我慢にがまんして、それでも彼の言葉信じていたくて、抜け者扱いされようが傍に居たかったんだよ。



もうすぐお正月。

来年もまた、こんな気持ちのまま新しい年を迎える事になるのかな…


はぁ……

変わらぬ想い

その数日前から自分は気付いてた。


なんとなく、自分じゃない今の自分に。


普段の私なら、仕事中に泣くなんて有り得ない事。

鬱だって診断された後だって、仕事中だけは絶対涙なんて見せた事は無かったんだよね。


毎日汗びっしょりでホール中駆け回り、スタッフの中でも一番元気な私。

機嫌の悪いお客様にさえ、笑顔いっぱい振り撒いて。


そんな私が

店のカウンター裏にある景品倉庫内で、必死に涙を堪え我慢してた。


元々負けず嫌いな私。

人前で涙なんか見せられるわけがない。



ううん、楽しかっんだよ。

パチ屋の仕事はキツイけど、私には楽しかったから、だから毎日笑えた。


だけど…

最近はダメだ。


人の話を聞いてるだけなのに、勝手に涙が出そうになる。


ホールの呼び出しランプ無視して、景品倉庫に逃げる回数が日に日に増えて行く。


大好きだった仕事が、今は苦痛にしか感じない。



私の店はね、もうすぐクリスマスイベント。

毎年ね、クリスマス時期になると店のスタッフはサンタ服でコスプレしながらイベントをやるんだ。


ちょっと丈が短めで、ミニでは無いけど足は膝上が少し見えるくらいの赤いワンピ。


だけどね。

去年着た時と同じサイズのワンピ。

今年はゆるゆる…


そりゃそうだ。

考えてみたらその時の私、体重かなり減ってたもん。

5㎏?いやいや、10㎏は落ちてたな。


いわゆる拒食症ってやつ。


最近じゃ食欲だけじゃなく、まともに眠る事も出来なくなってた。

眠剤飲んでも中々眠れずに、やっと眠れたと思いきや、2時間で目が覚めてしまう。



そんな辛い生活をしながらも、ブサの言葉だけが私の救いだったな。



「もしも3年一緒に過ごせたら、その時は結婚しよう」


赤ちゃんが居なくなった後、私に言ってくれた言葉。


その言葉を信じて、彼に他の異性が現れようとなんだろうと、鬱になりながらも一緒に居たかった。



そんな彼と迎える2年目のクリスマスはもう間近。


ねぇブサ。

今年も一緒に過ごしてくれるよね?

私、信じてるよ。